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大麻といえば「悪い物」というイメージが先行しますが実は少し違います。大麻の中には60種類以上のカンナビノイドと呼ばれる成分があり、その中で気分が高揚するといわれる成分はTHCと呼ばれるものなのです。合成THCは日本では麻薬にも指定されています。
その一方CBDは近年、医療業界などで大変注目を浴びており、アメリカを筆頭にすで医薬品として認可されている国も多くあります。
イメージとして大麻=カラダに悪いというのが一般的ですが、カンナビノイドは人間の体内にも存在しており「内因性カンナビノイド」と呼ばれます。このカンナビノイドは、睡眠・食欲・感情調節・痛み・免疫調整など様々な身体機能に重要な役割を果たすことが知られています。運動や食べ物(黒コショウ、カカオ、エキナセアなど)でも増やすことは出来ますが、CBDであればより効率的に摂取することができます。
上記の身体機能を含む多くの効果が期待できると言われています。(ただし日本において医学的に立証されたわけではありません) 「リラックスできる」「ぐっすり眠れた」などが多いのが現状です。ただし他国においては、他の様々な効果の論文などもあります。
抗炎症作用に関する論文も多くありますが、最近ではイタリアのモデナ・レッジョ・エミリア大学が論文を発表しています。アトピー性皮膚炎や乾癬、それらが原因による瘢痕に対し、CBD軟膏を3ヶ月間投与した結果を保湿や弾力性など5つのパラメーターで評価した所、全ての患者で優位に改善がみられたという結果になっています。
また、皮膚に関してはアンチエイジングや皮膚ガンへの効果も報告されています。
「CBD600mgを投与し、不安を感じさせるような恐ろしい画像を見せた時の脳の様子をMRIで観察する」という実験が行われました。この実験では厳密な形でのプラセボとの比較を行いましたが、明らかにCBDには不安を取り除く効果が見られるという結果が出ました。
その他にも「てんかん」を始め不眠や鎮痛、スポーツにおいてのパフォーマンス向上、食欲のコントロールなどここでは説明仕切れないほどの効果が期待されています。殆どの論文は英語で発表されておりNational Library of Medicine(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/)などで確認することができます。
アメリカを中心に今注目されている市場です。
グラフはCBD製品グローバル市場の成長を示したものです。またGlobal Market
Insightsでは、2019年は28億ドル(約3,000億円)であった市場が、2026年には890億ドル(約9兆7,000億円)の30倍以上まで成長すると予測されています。日本においても休息・睡眠ビジネス市場は確実に伸びていくと予測されており、関連の深いCBD産業の成長にも期待ができることが伺えます。
今現在、大きく分けると3つの市場があります
医療系に関しては、アメリカで2018年6月にCBDを有効成分とする「Epidiolex」が抗てんかん医薬品として承認された事から、日本においてもCBDを個人責任で使用する患者が増えたと予想されます。また、有名通販サイトではリラックス効果を謳い文句にした商品が多く並ぶことから、現在の需要が上記3つの市場であると言えるでしょう。
何がどれだけ売れているかというデータに関して詳しいものを見つけることが出来ませんが、「売られているものが多い=売れているから増える」と考えると「Vape型」「オイル型(舌下摂取)」「グミ(食品型)」が多く見受けられます。ただしこれらは初期段階である市場において「作りやすい」という生産側の都合も関係していると考えられ、この先は個性的な商品も増えていくと予想できます。現在は美容系が増えつつあり、これは論文などで比較的に効果がはっきりと読み取りやすい事も要因と思われます。